BJC-440(Canon)をPrint Serverとして使う

準　備

PServer(corega)をBJC-440(Canon)に接続したうえで、WindozBox にPServer(corega)付属FDより、「PS Admin」をインストールする (PServer取説、P27〜)。

WindozBoxにインストールした「PS Admin」を起動して プリントサーバのIPアドレス、サーバ名、ポート名を設定する (PServer取説、P41〜)。

「PS Admin」の環境設定を保存したうえでLinuxBoxよりプリント サーバへpingを打って接続を確認する。

~$ ping 192.168.0.100

LinuxBoxの/etc/hostsを編集してつぎの行を追加しておく。

192.168.0.100 corega19CB4B.[LOCAL_DOMAIN_NAME] corega19CB4B

関連ソフトのインストール

プリンタを使うために必要となるいくつかのパッケージをインス トールする。

# apt-get install easypr-lprng # apt-get install gs # apt-get install gsfonts # apt-get install gsfonts-x11 # apt-get install gv # apt-get install lprng

念のため再起動して起動メッセージからlpd の起動を確認するか、または、daemonとして lprngをスタートさせる。

# /etc/init.d/lprng start

printcapを編集

/etc/printcapへつぎのようにプリンタを 追加して、gsからサンプルファイルの出力を確認 する。

(/etc/printcapへ追加) lp|ps|gs|Remote printer entry :lp= :rm=corega19CB4B :rp=corega19CB4B-P1 :sd=/var/spool/lpd/lp/remote :mx#0 :sh :lf=/var/spool/lpd/lp/remote/log

(gsからsample.psを出力する) ~$ gs -dKANJI -dNOPAUSE -sDEVICE=bjc600 -sOutputFile=\|lpr sample.ps -c quit

if(フィルタコマンド)を使おうとしたが、リモートプリンタにはifが使えない ようだ。

この問題を解決して、フィルタコマンドを実行してリモートプリ ンタへデータを渡す方法もあるようだが [2]、 今回この方法は使わなかった。

easyprを使う

ここまでで、gsからリモートプリンタへの 印刷は検証できたが各アプリケーションからリモートプリンタへの印刷 は失敗している。原因は、リモートプリンタではif(フィルタコマンド) が使えないため。解決策としてeasyprを使うこと にする。前節「関連ソフトのインストール」でインストール済みなので、 環境設定をする。easyprの環境設定は、"setup"オ プション付きで起動すればよい。

~$ easypr --setup

左枠メーカリストの「キヤノン」をダブルクリックすると右側にプリンタ名 リストが表示されるので「BJC-440J」をクリックして「用紙サイズ」等の オプション設定を選んだうえで、左下「設定」ボタンをクリックして環 境設定は完了する。easyprから印刷するには、印 刷ファイル名を引数として与えればよい。詳しい使い方は、manページ を参照。

~$ easypr sample.ps

PostScriptファイルでも、プレーンテキストファイルでも印刷できる。 アプリケーションから印刷する場合は、印刷コマンドに 「lpr2」を指定することで easyprから印刷できる。 easyprを使うときは /etc/printcapでは決してif(フィルタコマンド) を使ってはいけない。

関連コマンド